ここ数年は渋谷のハロウィーン・イベント後のゴミ問題がニュースでも取り沙汰されています。
渋谷以外の場所ではどの程度の規模の問題なのかは定かではありませんが、恐らく以前から、クラブの多い地域では多かれ少なかれ存在はしていたはずですよね。
ゴミ問題が顕在化した翌年くらいからか、自主的にゴミ拾いをする団体・個人も増えてきています。
筆者自身、今年はハロウィーンの特別な予定も無いので「ぼっちだけど、時間が作れたら参加したいな」と、渋谷の清掃ボランティア参加方法を調べてみました。

渋谷周辺のハロウィーン後のゴミ問題
渋谷駅の、特にハチ公口方面は普段から衛生状態の良い街とは言えないんですよね。
筆者は学生時代(10年くらい前)にセンター街にあるお店で仕事をしていた事があるのですが、夜遅くになると、路地裏でゴキブリさんやネズミの親子が散歩しているのを良く見かけました。
渋谷では行政主導の清掃活動だけではなく、地域住民や事業者の方々、原宿表参道エリア発信の清掃ボランティア“グリーンバード”さん達なんかが普段からゴミ拾いをしています。
ところで、筆者がセンター街に出入りしていた当時は常に清潔な街では無かったものの、ハロウィーンやイベントの時だけ特別汚くなるという印象は無かったんですよね。
ネットで調べてみたら2014年頃からゴミが増えだして、2015年頃にはニュースでもよく見かけるゴミの山になってしまったそうです。
意外と最近の現象だったようですね。
ゴミ問題自体が存在しなかったという事でも無いとは思いますが、2014年よりも前の目立った記事は見つけられませんでした。
それよりも前になると、2007年から外国人によるハロウィーン中の山手線車両ジャック問題が始まるんですね。
2009年の動画ならYoutubeに残っていました。
・・・。
個人的には通りすがりの海外からの旅行者の飲酒を怒鳴るように注意してしまうのは気の毒に感じました。
海外の都市部では“駅構内での飲食は完全禁止”の鉄道路線も少なくない中、英語の掲示板サイトでは「日本では電車の中で、缶ビールを飲んでも良いらしいってよ!?」って、表面的で断片的な情報だけが好意的に広まってしまっている一面もありますしね。
※国際的な準祝日みたいな日に、“山手線を荒らすために来日したわけでも無い”通りすがりの旅行者を、“山手線を破壊するために集まった”犯罪予備軍と同一視してしまうのはどうなのかな?ってことです。
まぁ、筆者も、ハロウィーンの日の帰宅時に泥酔した日本人パーティーピーポーに無駄絡みされた事はあるので、そういう直接的な迷惑行為にはブチ切れたような記憶はあるんですけどね。
センター街入口から宇田川交番のちょい先辺りという狭いエリアでの急成長しているイベントに対して、街のキャパシティーや交通インフラが追いついていない感もありますよね。
10年前のハロウィーンなんて、アングラな小箱のパーティーや、“仮装イベント”を開催している若い人中心の箱でも一部の人が楽しんでいるだけで、街中に溢れかえっていたような記憶も無いです。
数年で年齢層の幅も広がってきていますよね。
キングコング西野VSアンチ西野
AbemaTVで放送中のエゴサーチTV(“西村ひろゆき”さん出演回)によると、渋谷でハロウィーンの翌日にゴミ問題があるなら、「ゴミが無いと盛り上がらないであろうイベントを、ハロィーンの翌日に作ってしまえ!」という事でゴミでトラッシュアートを作ろうと西野さんがオーガナイザーとして言い出したら、なんと500人ほどの人が集まったそうです。
それを事前に聞きつけていて黙っていなかったのが、2chのアンチ西野の人達。
西野さん達が集まる2時間前に集まって、ゴミを拾い尽くしてしまったそうですwww
ちなみに西村ひろゆきさん曰く、24時間テレビの番組内で「海岸のゴミを無くそう!」という企画が発表されたときに、2chのアンチ24時間テレビの人たちが“事前にゴミを拾い尽くしてしまう”という事もあったらしく、2ch民側からしたら歴史のある企画だったそうです。
2016年はゴミが少なかった理由
- パーティータイム(終電前)から自主的にゴミ拾いをしていた人がいた。
- 終電後から本格的なゴミ拾いが始まっていた。
- パーティーのオーガナイザー主導の清掃も増加傾向にある。
- 早朝から清掃ボランティアが活動開始。
- 地域ボランティアだけでなく、フリーのボランティアも増加。
- 学校や学生主導のボランティアも。
西野さんやZeebraさん等の著名人中心の活動が話題に上りがちですが、他にも色んな理念で集まってフリーで活動している人も少なくないので、2017年のハロウィーンで予定が無い人は参加してみてはどうでしょうか。
ちなみに、“2016年の最終日後の日の出前には、広範囲でほとんどのゴミは回収されつくされていたそうです。”
自浄作用も含め、少しは改善傾向にあるそうです。
参加するには
もちろん、街中のゴミ拾いに対して行政側から制限がかかるような事は今のところは無いですし、渋谷区のプロジェクトチームの方曰く、清掃ボランティアは大歓迎らしいです。
個人で活動しても良いし、友達と楽しみながらやるのも良いと思います。
方針も目的も参加方法も、自由ですね。
しかし「今日ヒマだな~」「何か面白いことは無いかな~?」と、思いつきで初めてボランティアに向かおうと思っている人は、グリーンバードの渋谷チーム辺りに合流した方が寂しくなくて良いかも。
飛び込みの一人参加もしやすいですよ。
『チーム紹介』から詳細を確認できます。⇒greenbird.jp
※ゴミ拾い用のトングなんかの貸し出しもあります。
※時間をずらして行く人はトングと軍手、ゴミ袋を用意して行った方が無難かも。
友人同士の集まり等で個別に活動する予定の方は、“ゴミの回収場所&時間”まで意識した方が良いかもしれません。
筆者もくまなく散策したわけではないので他にもあるのかもしれませんが、目立つ場所にエコステーションが設置してあります。
例年通りだと“午前7時30分頃には回収がストップしてしまう”(8時頃までに完全撤収)ので、“遅い時間に回収してしまって、そのまま放置”なんて事が無いように気をつけたいですね。
※当日ゴミ拾いしている人に聞いた方が、年度によって変更もあるかもしれないので確実かもしれません。
注意点
渋谷区ではいつも?ハロウィーンの時だけ?かは確認していませんが、エコステーションでは上記の4つの区分で分別を行っています。
ゴミの回収自体が迷惑行為にならないように、拾うときに混ぜ込まないでください!
まとめ
毎年恒例、ハロウィン後の渋谷(10/28土曜日のゴミが散乱する日曜日朝) pic.twitter.com/KTY609aQBs
— のりぴーは11月から禁パチ禁煙 ’ω’ (@NC31n) 2017年10月28日
筆者は晴天時のジムからの帰り道にオーディオブックを聞きながら拾い集める程度の活動なので、清掃活動自体がルーティン化してしまいがちなのですが、人と一緒に拾った方が楽しくて良いですよ。絶対。
たぶん、人と一緒に楽しく拾った方がエンドルフィンが分泌してストレス緩和効果も増すんじゃないでしょうか?
子連れの方にとっても、利他の精神を育む、情操教育の場としてもアリなんじゃないかなーと思います。
邪魔する人もいなければ、小さい子にとって課題が複雑すぎる事も無いですしね。
ゴミ拾い後のランチもまた楽しみだったりしますし。
仮装パーティー後に自主的に清掃している人も少なくないですが、予定が無い人も!渋谷に行ってしまえばゴミの回収もしてくれるので、是非!
追記
参加してみて感じたのは、友人とはぐれて単独で拾っていたときは“地域の皆さんがめっちゃ応援したり励ましてくれた”ということ。
普段は自宅周辺で拾っているわけでは無いので、おっちゃんの「おっ!ご苦労さん!」みたいな“ちょっとした一言が心に沁みました。”
やっぱり、多くのボランティア活動に通じる効用でもあると思うんですが、中身のある自己受容感を再確認できるアクティビティーになったんじゃないかと。
あと、毎年活動している方曰く、2017年はボランティアの人数がかなり減ってしまったように感じたそうです。
天候に左右されたりもするだろうし、まだまだ人やゴミの量の予測は難しいっぽいですね。
ちなみに、予め調べて行くまでは気づけなかったのですが、日本経済大学の学生・関係者の方達は連日連夜、数百人がかりで活動してくれていたそうです。
現地では見覚えのないチームもチラホラ見掛けたので、やっぱりニュースでは見えないところで頑張ってくれている人達の尽力があってこそ、“昼前にはゴミが見当たらない”ような状況が作られているんだなーと、感じました。
来年以降も“10月28日~31日までの8:00~12:00までの間”、上記の場所(もう1箇所あったはずなんですが、メモを紛失してしまいました)辺りでハロウィーンの清掃ボランティア用ゴミ袋を配布予定だそうです。
自前で用意した透明ゴミ袋でも回収してくれましたg、普段から渋谷に出入りしている人は予めエコステーションで貰っておいても良いかもしれませんね。